2002.12updated

ビタミンW:バックナンバーコンテンツ 1〜30

30. スピードが信頼をつくる
信頼は、築き上げるのに時間がかかるといわれるが、スピードの力を使うと効果的だ。先日、ある人に午後に会ったが、次の日に葉書が届いた。これには驚いた。次の日に届くには、会ったあと、すぐにポストに投函しないと間に合わないはずだ。これが2日後に届いても、それほどインパクトはない。こういう人には、何か仕事をお願いしようと思ってしまう。また僕の知り合いの女性は、自分の会社で著名人を招いて夜に講演をしたとき、そのスピーチをテープに取って徹夜で原稿を起こして、翌朝に届けたそうだ。これで彼女はその人の心をがっちりとつかんだ。人の中から抜きん出るには、才能や実績もあるだろうが、スピードの力を利用することは誰にでもできる。

29. ビジョン・カードをつくる

自分が今、叶えたいことがあったら、ビジョン・カードを作ってみよう。日本人はよく、七夕や神社の絵馬など、祈りごとを書くが、残念なのは、一度書いたら、あとはそれこそ神頼みで本人は何もしようとしないことだ。もっと現実的な方法をご紹介しよう。
 名刺サイズのカードを用意し、そこに自分のやりたいことを 「2010年、私はNYで事業家として成功している」というふうに1つの文で書く。〜したいでなく、〜していると現在形で書くことが大事だ。そしてそれを財布に入れ、お金を出すたびに見る。こうして反復することで、自分が望む状態を潜在意識に刷り込むのだ。潜在意識に情報が刷り込まれると、それを自動的にやろうとする力が働く。習慣などはそのよい例だ。この潜在意識の力を上手に活用すれば、頑張らなくても成功できる。

28.人のフィードバックを活かせる人、活かせない人

毎回、講演で感想をいただく。いいコメントばかりではない。必ずマイナスのフィードバックもある。前の自分は、いつも落ち込んでいた。自分を責め、反省し、やったことすら後悔したりもした。でもこれは見方を変えれば、成長するための大切な情報だ。
何かをするとき、すべての人を満足させることは不可能に近い。いいという人もいれば、必ず悪いという人がいる。世の中とはそういうものだ。大事なのは、マイナスのフィードバックをいかに自分の糧にして、パフォーマンスを100に近づけていくかだ。そう思えば、このフィードバックは本当にありがたい。
マイナスのフィードバックを受けたら、自分が成長する機会と思ってこれを喜ぼう。逆に最近これが聞こえてこない人は、成長のチャンスを失っているのかも?


27.
応援したい人になろう

人は、やらないようなことをやったり、勇気ある行動をしている人は応援したくなるものだ。僕も頑張っている人をみると、頼まれもしないのに世話をやきたくなる。自分もよく仕事を頂いたり、人を紹介されることがあるが、どうやら「自分で著者に連絡をして交渉し、出版社を探した」というエピソードが効いているようだ。ありがたいことだ。
人は何を言ったかより、何をしたかをみている。その行動に、人は敬意を払う。どんなに断られてもあきらめない、不可能と思われることに挑戦する…そんな姿勢が人の心を動かす。もしあなたが他人だったら、あなたという人を応援したくなるだろうか。そんな目で自分を見てみよう。

26.心地よい疲れ
人に尽くすということは、言うは易いが行うは難しい。とても献身的な看護をしている看護師さんに「どうしてそれほどまで人に尽くせるのですか?」聞いたことがある。彼女は「大変だけど、心地よい疲れが残る。それがあるから頑張れる」と言っていた。この言葉は、僕にしばらく忘れていたものを思い出させてくれた。
 最近、仕事でいつ、この「心地よい疲れ」が残っただろうか。通常、私たちは自分の利益のために働き、もらったお金以上のことはする必要ないと考えることが多い。
でも、「この人の役に立ちたい」と思ってやる仕事は、気合も入るし、またうまくいき、心地よい疲れが残る。ビジネスの世界でも、この感覚をできるだけ味わえるような、さわやかな仕事をしたいものだ。


25. ひとつのテーマに集中する

この前、赤のタートルネックセーターを探しに、1日中渋谷中の店という店を巡った。ようやく気に入ったものを手にいれたが、ここで1つ学んだことがある。それは集中力だ。どんなに知らない分野のことでも、1点に集中して1日もかければ、それなりの知識は得られる。これで僕は、どの店にいけばどんなセーターがあるのか、だいたい頭に入った。
 仕事でも同じだ。それは自分の専門ではないといってはじめからあきらめずに、1日テーマを決めて、図書館にこもったり、ネットで検索すれば、少なくとも『門前の小僧』にはなれる。そしてこれを繰り返すうちに、いつのまにか「その道の専門家」になれるのだ。何かテーマを決めてそれで世の中を切ってみよう。きっと何かがみえてくる。


24. 
自分のサイクルを知る

物事には、うまくいくときと、そうでないときがある。うまくいくときには、不思議と何をしても成功する。無駄な力も入っていないのだろう。そんなときは、思い切って動いてみよう。ずっと躊躇していたことや、迷っていた決断もこのときにするのがよい。
逆に何をしてもうまくいかないときもある。努力が空回りしたり、人に誤解されたりする。そんなときは、自分を静かに見つめ、仕事の整理をしたり、次の行動の準備をしよう。
 この「自分のサイクル」に気がつけば、ストレスもなくなるし、最小限の努力でよい結果を出すことができるはずだ。時の流れに、主体的に身を任せてみよう。


23. 
人にしたことは忘れ、されたことは忘れずに
私たちはつい、「あの人にはこれをしたのに…」としたことに対する見返りがないのを嘆き、そして人から受けた親切や思いやりは忘れてしまうことが多い。しかし、人生を豊かに過ごすためには、自分がしてあげたことは忘れ、してもらった恩は忘れずに感謝するほうが、より豊かに生きられる気がする。この言葉を聞いて僕はハッとした。これはある昔の人がいった教えだが、こういう一昔前の言葉にこそ、生きるヒントが隠されているものだ。温故知新。

22. 情報をとるコツ

フランクフルトのブックフェアでのこと。ある本の版権をたずねると「それはこの人に聞いてくれ」とメールアドレスを渡された。大きな出版社なので時間がかかりそうだ。そこで、日を変えて、別の人に再度聞いたところ「ああ、それは著者が直接管理しているから連絡してみてくれ」という答が返ってきた。はじめの言葉を信じていたら、かなり遠回りだった。このように、何か情報を得ようとするときには、一度断られてもあきらめないことだ。人を変える、時を変えると、必ず違う答にめぐり合える。取り次ぐ人が違うだけで担当者につないでくれることもあるのだ。相手のいうことを鵜呑みに信じてはいけない。

21. 社会企業家
「社会企業家」とは、利益のみを追求するのではなく、社会的意義のある事業を興す新しいタイプの企業家をいう。欧米では、優秀な人材が高給や高待遇を捨て、社会的意義のある仕事に飛び込んでいく人が増えている。経営思想家のチャールズ・ハンディは「他人のための行為が、私たちの最良の部分を引き出す」といっている。人は誰でも、頼られたり、人の役に立てたりすると心から嬉しいものだ。人は、カネで美しくなるのではなく、誰かのために頑張ろうという姿が美しいのだ。日本では、この分野はまだ未熟だ。あなたは、仕事の中で人や社会の役に立つことをしているだろうか。はじめは何かへの寄付からでもよい。ひとまわり大きな人間になってみよう。

20. 人を紹介されたら

自分の直接の知り合いではなく、人を紹介されたとき、きちんと対応できる人は残念ながら少ない。人を介してある人物を紹介されたら、まずは紹介してくれた人に会った結果を報告しよう。そしてそのあとコンタクトをとるときにも、面倒でもまず紹介者にお伺いを立てるべきだ。そして「直接やりとりしてください」と言われたら、普通につきあえばよい。案外このルールを飛ばしているために、それ以上人を紹介されなくなったり、気づかぬうちに自分の評価を下げている人が多い。自分のことだけ考えている人には、この心配りができない。紹介された途端に、その仲介者のことを頭からすっとんでしまうのだ。
あなたは、こんなところで自分の評価や、チャンスをせばめているかもしれない。人を紹介されたときには、一二分に気を配りたいものだ。

19. エレベータトーク
この言葉をご存知だろうか。これは起業家に与えられた30秒ほどのプレゼンの時間を意味する。投資をするベンチャーキャピタリストのトップも忙しい。高層ビルの最上階にオフィスを構える彼らと話ができるチャンスはほとんどない。そこで一緒にエレベータに乗り込み、最上階につくまでのほんのわずかな時間に、自分のアイデア、ビジネスの可能性、そして熱意を短い言葉で伝えきる。これを『エレベータトーク』という。突然訪れる、こんな機会に備えて起業家は常にフレーズを用意している。あなたは、30秒で自分のアイデア、熱意を伝え金を出させることができるだろうか。言葉は多ければいいというものではない。しっかりと、短い言葉に魂をこめて伝えたい。

18. これから先の話をしよう
周りの会話を注意して聞いていると、こんな会話が目立つ。
「きのう、部長とこんなことがあってさ・・」「今日得意先で、こんなことがあってさ・・」ズバリ、「済んだ」話だ。サラリーマン世界では、なぜか済んだ話をおもしろおかしく語れる人がヒーローのような気がする。しかし、一歩外に出ると、そんな人は通用しない。人は、これから先の話に惹きつけられる。つまり、その人の持つビジョンだ。
「1年後、売上を倍にしようと思うんだ」「今度、おもしろいショップの企画をたてるんだ・・・」
人は不思議と、これから先の話にロマンや希望、エネルギーを感じ、集まってくる。済んだ話はもういい。来たる将来の話をしよう。不思議と力が湧いてくるものだ

17. ボールを投げつづける
自分が本当にいいと思ったものがあったら、その感性を信じることだ。世の中には、必ず自分がいいと思ったものを、いいと言ってくれる人がいる。あきらめずにボールを投げ続けよう。私は、初めて本を出す時、20社くらいに断られたが、必ず形になると信じて、電話をかけ続けた。ようやく21社目の編集者の人が会ってくれ、目を通してくれて本になった。そのときの喜びは今でも忘れない。よく周りの数人に声をかけて、反応が悪くてあきらめる人がいるが、それでやめてはいけない。身近な人ほど反応が悪いことを覚えておこう。これは世の常だ。場所を変え、相手を変え、ボールを投げ続けよう。根気と、ほんの少しの勇気があれば誰でもできる。

16. うまい時間の使いかた
自分もこれを模索中だが、気をつけていることは次の3つだ。
@「複数のプロジェクトを同時に進める」…一つの仕事が煮詰まったり、相手の都合で作業が止まってしまうときなどに別の仕掛中の作業へと頭を切り替える。これにより無駄な時間がなくなり、ストレスも溜まらない。A「約束に人をからめる」…人は自分だけの約束は守れない。必ず「月曜8時に○○さんに資料を渡す」というように、相手と時間を決めると効果的だ。B1つずつこなす…複数のプロジェクトを抱えていても、作業をするときは目の前の仕事に集中する。あれこれ気をとられては意識が散漫する。「今日の4時までは原稿書き、そのあとはメール返信」というように、時間を決めて1つずつやる。
そして、何よりもブレークタイムを意識して入れること。プールで泳ぐ、好きな音楽を聞くなど、頭を解放する時間をとることだ。一人で仕事をすると、自分の時間管理が最大の課題となる。自分を律することができれば、世界はあなたのものになる。

15. 自分の成功パターンを知る
人にはそれぞれその人なりの成功パターンがある。それは自分でつかむしかないが、過去の出来事を振り返ってみればそれは見つかる。自分の場合、「行くかどうか迷ったところ」には行ったほうが良い結果がでる。義理で行った異業種交流会、成果があるかどうかわからずにいった海外のビジネスショー…そんなとき、必ず人生の転機となるような出会いがあった。またうまくいかないパターンもある。自分は調子がいいとき、油断していると必ず痛い目に遭う。これらは偶然ではなく、同じ人間の頭が判断しているので、そのクセがつい出てしまうのだ。こういった自分のパターンに敏感になると、今後の人生がスムーズに流れる。人は自分のことは見えないが、その自分にこそ、大きなヒントが隠されている。

14. 笑うと成功する
『笑う門には福来たる』ということわざがある。実はこれは科学的にも説明できる。簡単にいうと、口角を上げて笑った顔をすることで使われる筋肉が、ある特定の神経回路を刺激し、それが脳に楽しいことを考えるように命令を下すのだ。
 このように、人の心とからだには密接な関係がある。気持ちを変えることも大事だが、人生で成功するには「形から入る」のもひとつだ。つまり、成功している人の仕草や振舞いをまねてみるのだ。何も考えず、その人を真似てみることで、普段使わない筋肉が刺激され、それが頭に新しい発想をもたらしてくれる。笑いながら落ち込むことは難しい。自分が否定的な考えになりがちだと思う人は、割り箸を適当な長さに切って、口に入れて笑いの顔を無理矢理作ってみよう。そんな小さなことから、道は開けていく。

13. 自分のやりたいことが見つからない・・・
僕自身もそうだったし、またそう言う声を良く聞く。やりたいことを見つけるには、日頃から自分の感性に素直になっていないと、それは見つからない。こういう人に限って、何かを我慢していたり、感じるアンテナを閉じている人には、残念ながら人生は無為なものになってしまうかもしれない。
 好きなことをやって、聞きたい音楽を聴き、読みたい本を読んで、好きなスポーツをする。自分が「いいな」と感じたことを大事にしよう。それは言ってみれば、天からの声のようなものだ。それに敏感になることだ。するとだんだんと「あ、これは自分がどうしてもやりたいことだ」「これはなくてもいいな」という選別がついてくる。自分が自分であることを許すのは、あなたしかいない。

12. 自分の可能性を試す
テレビで60歳代の元ハンセン病の患者だったおじいさんが、妻と別居してまで施設を出て、一人暮らしを始めた。妻は施設に残った。おじいさんは言った。「自分がどれだけできるか試してみたいんだ」彼は若者に、自分の人生や病気のことを伝え、がんばっている。すごい。病に対する偏見にも負けず、その年になっても自分の可能性を試してみたいという。その言葉に僕はとても動かされた。「そうだ、僕も試してみたいんだ…」かっこいいと思った。自分の力を試してみるということは、すなわちやったことのないことに挑戦することを意味する。もちろん傷つくこともあるだろう。でもそのときのスリルこそ、僕は人が人として生まれてきた証であると思う。

11. チャンスは自分の枠の外
いきたくないミーティング、義理で参加するパーティ…実は僕にとっての転機や出会いはそんなところに多い。自分の思考パターンの中で物事を選んでいると、今まで通りと変わらない。しかし、「面倒くさいけど、いくか!」というようなときにこそ、考えもしなかった転機になる。今日はこの道から帰ってみよう、いつもはスタバなら、今日はタリーズにいってみよう、突然あの人に電話してみよう……そんな「自分では普通やらない」ような行動をすると、必ず何かがみえてくる。たまには人の誘いに素直にのってみようか。

10. 未来へ帰る
はじめての土地を訪れる時、私たちは不安にかられる。そこまでの時間、距離、どんな場所なのか……。ところが帰り道は楽だ。行きよりも早く感じる。
これは人生も同じだ。先のわからない未来へ進んでいくと思うと不安になるが、人生のもののみかたを変えればよい。つまり、自分の将来をはっきりとイメージし、今はそこへ向かっている、帰っていると考えるのだ。そう考えると急に楽になる。あなたは自分のゴールへ向かっている途中なのだから。
「未来へ帰っていく」……ぜひやってみていただきたい。

09. 同じことを人から言われるとき
ある時期に、集中して違う人から同じ事を言われることはないか?
「人の話を聞いていないね」「こんなことをやったらいいんじゃない?」
また似たようなことが集中して自分の身に降りかかることもある。立て続けに断られたり、誤解されたり……。これは偶然ではなく、「自らを省みよ」という自分へのメッセージだ。そのフィードバックをしっかりと受け止め、自分を変える行動を起こすとよい。そこで一皮大きくなれる。人生には自分に発信されるヒントがたくさんある。それをつかむかどうかは自分次第だ。たまには人の意見に素直に耳を傾けよう。

08. 手を上げる
自分にチャンスがめぐってこないと思っている人ほど、自分で手を上げていない。
世の中は不思議なもので、「私はこんなことに興味がある」「こんな仕事をやってみたい」
と自分を主張しておくと、ひょんなことから仕事が入ったり、声をかけられたりする。
人は、「仕事をください」というオーラが出ている人より、さりげなく手を上げている人を当てたがるようだ。僕はこのやりかたで随分助かっている。小学校のとき、手を上げて先生に指されたのを覚えているだろうか。感覚的にはそんなイメージだ。手を上げる人を世の中は選ぶ。つまり、手を上げたもの勝ちなのだ。みんな、もっと手を上げよう!

07. 怒る練習
「感情をあらわにするのはおとなげない」とよくいわれる。また日本人では嫌われる行動のひとつだ。日頃「怒る」ような出来事はあまりない。しかし、人生では、本気で怒らねばならない場面がある。自分の権利を侵害されたり、不当な扱いを受けたり。そんなとき、怒りなれていない人は、腰が座っていないので、声が震え、どきまぎして、まったく迫力がない。まったくもって日本人は人が良すぎる。レストランで、お店で、自分が納得のいかないサービスを受けたときなど、もっと声を出して怒るべきだ。僕はそんなとき、いつも怒る練習をしている。相手は多少迷惑かもしれないが、怒るとは自分の意見を主張する格好の練習場である。僕はこれからも怒る。きたるべき本当に自分の権利を主張しなければならないときに備えて。「日本人よ、もっと怒ろう!」

06. あなたは「いい顔?
ある研修会社の採用担当者がそっと教えてくれたこと。
「どんなに優秀でも、人に愛される顔っていうのがある。それがない人は、経歴がどれだけすぐれていても、仕事を依頼しようと思わないし、顧客も話を聞こうと思わない」
これを聞いてどきっとした。人の顔について考えてみた。確かにある。その人の顔には、その人の生き様があらわれる。特に初対面のときはそれが見える。これはごまかしがきかない。つっぱって生きている人、愛されている人、自信がない人…それらがありありと顔に出る。これは一朝一夕ではつくれないものだ。急には変わらない。大学院に行けばいいというものでもない。自分の顔はどうだろうか…。
どうしたら「いい顔」が作れるか。それは日々の考え方と行動の積み重ねでしかないと思う。あなたはいい顔をしていますか?

05. ドキドキしているか?
最近、あなたはドキドキするような体験をしているか?
自分の言ったひとことが相手を怒らせてしまった、恥をかいた、
会ってくれそうにない有名な人に電話をしてみる、思い切って相手に
自分の考えを伝える…、苦手な上司に自分の意見をはっきりと言う…。
「ドキドキする」とは、すなわち自分にとって「新しいことをしている」ことだ。
何かにチャレンジしている自分、殻を破ろうとしている自分がそこにいる。
穴があったら入りたいほど恥ずかしかったり、自分がいたたまれなくなるかもしれない。
でも、確実にあなたの器は広がっているのだ。少なくとも行動に移した、その勇気をほめてあげよう。さああなたは最近、「ドキドキ」しましたか?

04. すべてがそろうときなどない
よく「体が疲れてないときにする」「今の仕事がうまく片付いてからやる」「しまう収納ケースがあれば整理する」などという人がいる。一見正当な理由に聞こえるが、これはただやらないことの言い訳にすぎない。自分の望んで
いる状態がすべて完璧に揃うことなど、まずありえないと思ったほうがよい。そんなタイミングを待っていたら、人生は終わってしまう。今の状況の中で、何とかする方法を見つけることが一番大切なのだ。

03. うまくいかないときは次の準備を
自分が波に乗っているときは、何事もうまくいく。でも、うまくいかないときは、何をしても結果がでない。そんなときは、神様が与えてくれた「自分のメンテナンス」時間だと思うことにしている。しばらく連絡をさぼっていた人へメールを出す、電話をする。資料を整理する。振り返るひまのなかったプレゼンのアジェンンダをブラッシュアップする・・・。次にやってくるチャンスにさっと立ち上がれるように、身支度をしておく。そう思えば、これもまたチャンスの時間なり。この時間をどう使うかで、その人の伸びが違ってくるのだ。

02. あなたは間違っていない
組織の中にいると、ふと輪の中に入っていない自分に気付くことはないだろうか。そんなときは、無理に周りに価値観を合わせて、自分らしさを隠すことはない。
あなたの感じていることは正しい。ただいる場所、話す相手が違うだけだ。自然なあなたのままで、ぴったりとフィットする場所がある。それを喜んでくれる人 がいる。社会は自分の会社だけではない。無数の集団が織物のように重なっているのだ。自分の考えを大事にしよう。

01. 少しでいいから、今やろう
もしあなたが完璧主義の人だったら、ひとつのことをするのに、それなりのまとまった時間、環境、アイデア、タイミングなどを見計らって、すべてがそろったときにしよう、と思いがちでは?しかしこれでは何も始まらない。そしてストレスばかりがたまる。
 今、5分でもその仕事にとりかかっておくことだ。カフェでナプキンの後ろでもいい。書いて形にすること。10人メールを出さなければいけないなら、一人でも出しておこくと。そうすれば潜在意識は落ち着いてくれる。「少しでいいから、今やろう」

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