川村透の週刊ブログ

2013年09月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 27 28
29 30          
 

バックナンバー

それ以前

2010年10月

2010年10月24日

機械と共に生きる!

10月23日、五反田の立正大学にて、ALS患者で湘南工科大学非常勤講師の舩後靖彦さんの講演がありました。今回は、事前に舩後さんが打ち込んでいた原稿をコンピュータが読み上げ、また工科大学の学生さんが、舩後さんのためにつくった「顔につけたセンサーで弾けるギター」を披露。皮膚の微妙な動きをセンサーが感知し、ギター側で和音を押さえて弦を弾くという、素晴らしい機械です。NHKの首都圏ネットーワークでその模様が放送されたのですが、そのときの映像の、開発した学生(山田くんでしたでしょうか?)が感動して涙を流すシーンがとても感動的でした。また、全国の患者さんとも、スカイプでつなげての中継をしていて、ほんとにITの技術がこうして福祉の分野でも活かせるのをみて、明るい未来を見ました。まさに「いかに機械の助けを借りて、今後生きるか」ですよね。とてもよい切り口だと思います。舩後さんのように、呼吸器をつけ、講演をし、ギターを弾くALS患者さんは、おそらく世界にもいないでしょう。その生きる姿にいつも勇気をもらっています。帰りがけ、妻といおんを紹介したら、いおんは舩後さんの襟をつかんで興味を示してました。舩後さん、泣いて喜んでくれて、こちらも泣けてきました。これからもいおんの成長する姿を見てやってくださいね。素敵な講演をありがとうございました。

2010年10月24日 23:25 | コメント (0)

2010年10月16日

宮崎市役所 地域まちづくり推進委員会(2回目)

またまた宮崎にやってきました。空港に降り立つと天気は快晴。二度目ともなると、どこか懐かしい感じがしてきます。さて、今日は地域コミュニティ課主催「地域まちづくり推進委員会 人材育成研修」、『発想転換トレーニング~もののみかたは十人十色』の2回目です。前回同様参加者は30名ほど、最初「ちょっと前回の人たちよりおとなしいのかな」と思いながら、おそるおそるのスタート・・・。ところがやはり根は明るい宮崎の人たち、すぐにほぐれ、とってもやりやすい雰囲気となりました。「はいっ」と元気よくお返事いただいたHさんはじめ、実に活発な皆さんの勢ぞろいとなりました。後半の「ナイフとフォーク」のワークでは、またまた皆さん大奮闘。「ソフトクリーム!」「宮崎空港!」などの難題に、いかんなくチームワークを発揮。この体を動かすワークって、とても人の心をほぐし、つなげるのに役立ちます。ぜひ皆さんの現場でもトライしてみてください。最後のワークショップでは、その場でグループになった3人で「2020年のわが町では・・・」というテーマで、理想の町のイメージを考えていただきました。「3世代がつながった町」「医療費がゼロの町」「カジノで無税の町」「公民館に娯楽から温泉まですべてある町」「自転車ですべての用が足りる町」など、具体的にイメージできる楽しい町のアイデアが挙がりました。普段の話では、どうしても現実の制約にとらわれ、何かをしようとしても制約ばかりが目につき、議論が進まないこともあろうかと思いますが、たまには「本当などうしたいか」からスタートし「それを実現するには、いまどんなことができるか?」という順番で考えると、議論が楽しくなるかも知れません。
今回、「まちづくり」というテーマに触れ、私なりに感じたこと:

・年配の皆さんが場を仕切っているのかと思いきや、案外、自分の意見があっても、それを言わないで様子を見ている人も多い。
・この世代の人たちの頑張り(ボランティアという心意気)をなんとかして若い世代の人に見せたい。つなげたい。
・いま、役員になっている年配の方ばかりに任せていては、次の時代につながらない。皆さんが若い人を巻き込むのももちろんだが、行政のしくみとしても、若い世代の人をまちづくりにふれるきっかけなどをつくってほしい
・何をするにも、結局は財源の話になる。補助金ばかり当てにしないで、地域でお金を生むしくみ(コミュニティビジネス)を考えていきたい。

今回、ご参加いただいた皆さん、および準備に御尽力くださった宮崎市役所の皆さん(写真)、本当にありがとうございました。とても楽しい研修でした。また、頑張って生きてきたシニアの皆さんにふれ、逆に私が元気をいただきました。たくさんの握手をありがとうございます。
宮崎の地、またぜひ踏みたいと思います。今後のご発展を心より願っています。また何かご相談あればいつでもメールください。
「頑張ろう宮崎!」

2010年10月16日 17:28 | コメント (0)

2010年10月02日

宮崎市役所 地域まちづくり推進委員会(1回目)

先10月2日。宮崎空港に降り立つとあいにくの雨模様。初めてこの地に立ちました。ビバ宮崎!今回は宮崎市役所、地域コミュニティ課主催の「地域まちづくり推進委員会 人材育成研修」。タイトルは『発想転換トレーニング~もののみかたは十人十色』です。参加者は各地域でまちづくりリーダーとして活躍されている皆さん約35名ほど。ざっとみわたすと50代、60代の諸先輩方です。開始の雰囲気は、固~い感じ。中にはしかめっ面をしているおじさまも見られ、内心どうしようと思いましたが、フタをあけてビックリ!なんともまあやさしい、あたたかい、素敵なジェントルマンの皆様ではありませんか!最初のボールを使ったアイスブレークで、だいぶ緊張がほぐれ、そのあとは・・・おっと、再来週もまたこちらにくるので、内容は後日に譲りますが、とにかく第一回目は成功に終わりました。途中、参加者のお一人のシニアの方から「今日きてよかったよ」と握手してくれたのが、実はすごーく嬉しかったです。またセミナー終了後、数名の方に残っていただき、まちづくり活動の現状を少しお伺いしました。思ったのは、この活動は、ほんとに現場の人たち、地域の人たちの善意に支えられているなということ。ついその人たちに仕事が集中してしまうようです。またどうしても現役世代の若い人たちには負担が多く、この活動に参加されるのが難しいという問題も伺いました。これをなんとか変えたいものです。宮崎の人は、本当に宮崎を愛している人たちが多い。誰に聞いても、「宮崎が好き」という答えがかえってくるのです。そんな人たち、特に若い人たちが、無理なくこうした活動に参加できるような枠組みがあればいいのになと実感しました。事務局の皆様、隈元課長をはじめ、杉田係長、横山係長、日高さん、長友さん、お名刺をいただかなかった男性の方(送迎ありがとうございました)、また最後に残ってくださった地域リーダーの皆さん、そして今日お時間をつくってご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。私もよい経験ができました。東京に帰ったら、宮崎、PRしますね。
講演後、勧められた『鳥の里』で、地鶏炭火焼を頂きました。白ミソのお味噌とともに、うーん、絶品です。また二週間後に来ます。よろしくお願い致します。

2010年10月02日 17:54 | コメント (0)


講演のご依頼は、講演依頼.com から受け付けております
講演会・講師紹介の講演依頼.com  講師:川村透プロフィール

担当者より: 川村さんの講演は、楽しい中にも学びがある、そんな90分です。私が直接、肌で感じた感想をお伝えします。「こんな意図を考えているんだが」「こういう気づきをしてほしい」などどうぞお気軽にお問い合わせください。