2011年02月01日
株式会社 雄電社
この日は大井町にて安全大会の講演でした。題して『安全のためのコミュニケーション』。新宿から臨海線にのると大井町ってすごく早く着くんですね。少し早めに到着しバーガーキングで最後の準備をして会場入り。舞台の袖で出番を待ちます。とても厳粛な雰囲気の中、会は進行し、表彰式が終わり、いよいよ出番です。舞台にでてみると、ほとんどが男性で、しかも年輩の諸先輩方が多く、ちょっと手ごわい雰囲気。頑張らねば・・・。
まず、ミスコミュニケーションは思い違いからはじまる、というお話からスタート。コップの絵を描いてくださいといえば、ほぼ皆さん同じ絵を描きますが、これは「コップ」という言葉の認識がほぼ共通しているということ。ただ、次に出した道路標識は、見方がほぼ半分に分かれます。これが認識の違いということ。自分と相手の見ているものは違うという前提からスタートすることが大事ですね。「確認」という言葉も、人によってその方法は様々。目で見れば確認なのか、手でしっかり確認するのか、そのあたりをあいまいにしておくことが事故につながります。次は「負の譲り合い」。よく野球で外野フライが外野手の間にポトンと落ちますが、こういったことは現場でもあるはず。「相手がやると思ったからやらなかった」と両者が思っていたら、どちらもケアしないエアポケットが生まれてしまいます。ここは「カバーし合い」が大事ですね。最後に「あいまいな情報の伝達」も事故につながります。そこで「宇宙飛行士ゲーム」をやりました。舞台に若いお二人に上がっていただき、言葉だけで相手に図形を伝え、正確に書けるかどうか、というゲーム。途中、会場から笑いも生まれ、なごやかなムードに包まれました。終わったあと、本人に感想を伺うと「やはり正確に事柄を伝えるのは難しい。これからの仕事に生かしていきたい」ということでした。ご協力いただいたTさん、Nさん、ありがとうございました。事故ゼロを目指して、明日からのお仕事、頑張ってください。
2011年02月01日 00:13
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