久しぶりの翻訳本が書店に並びました。『残念な人の仕事の中身』というタイトルです。これは、アメリカの経営コンサルタントの人が、優秀なのに出世できない、昇進を後輩に越されてしまう、そんな人たちの原因を分析したところ、12の特徴があったのです。それは、人の話を聞かない、自己チュー、大げさにしゃべりすぎる、感情的になる、など、一見仕事とはまったく関係のないところが、実は評価の決め手になっているという、とてもユニークな切り口の本です。中身は、実際のケースを使っているのでわかりやすく、自分にあてはまるケースが必ず見つかります。訳しながら「あ、あの人に読ませたい」という人が何人も思い浮かびました。ぜひ手にとって一度ご覧ください。うすいブルーの、おとなしめのカバーですが、かえってこういう装丁のほうが目立つ、と編集の三浦さんは言っていました。
『残念な人の仕事の中身』~世界中の調査からわかった「組織で評価されない人」の共通点
ロバート・W・ゴールドファーブ著、川村透訳
大和書房 1400円+税
2011年08月26日 23:59 | コメント (0)